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SCとインターネット通販 [SCの運営管理]

2017年6月14日(水)の日経新聞に米商業モール苦境の記事が掲載された。
国土面積、習慣、歴史、人口の違いはあるが、ショッピングセンター(SC)に関しては日本よりアメリカは10年ほど早い進化を遂げていると感じる関係者も多いことだろう。
記事はモールの核テナントである大手百貨店がネット通販に顧客を奪われ相次ぎモールから撤退しており、米小売の今年の閉鎖店舗数が8000店を超えるとの推計もある。

4年ほど前にインターネットとSCの関わり を投稿したが、我が国のインターネット通販は定着し、家電、衣料品、雑貨などの物販売上はSC売上に大きく影響を及ぼす状態が拡大している。

■1つの視点では
SCデベロッパーは物理的空間をテナントに賃貸するビジネスであり、アマゾン、楽天市場、ZOZOTOWNなどのインターネット通販は仮想空間に小売り商品や業者をいれて販売するビジネスで、ある意味、ビジネススタイルは同様なライバル関係とも言える。

これからのSCデベロッパーは、単なる区画賃貸だけでは生き残れないことは、米国のSC動向から見ても明確である。

■インターネット通販は
地域、時間は関係なく販売するが、商品説明や販売する側と購入する側のコミュニケーションは無機質で比較的薄い。
SCは、来店顧客に対してのサービス、そして居心地のよい空間を提供し、消費者は安心してショッピングやサービスを受けられることが強みである。

■SCデベロッパーは
インターネット通販の進展そのものを受け入れて、SCの強みである地域貢献と来店顧客へのFace to Faceの心のこもったサービスを継続して手掛けていくポジティブな努力が必要であることも共通認識ではないだろうか。
また、テナントミックスは従来型を破った思い切った企画を行い研究し続けなければならないだろう。
しかしながら、絶対的な人手不足という外部環境もSCにとって逆風である。テナント販売スタッフもデベロッパー運営スタッフも定着に苦戦しているSCも少なくないようである。

この状況を打破する働き方改革での生産性向上を実現するシステムがWebSCマネジメントシステムであり、競争社会で生き残るための強固な財務体質へ貢献するSCWAREシリーズの一つであることを最後に付け加えたい。

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駅前百貨店のSC化戦略 [SCの運営管理]

百貨店の売上低迷と経営不振期を向かえ、リニューアルを機会に従来の売り場から、テナント形態に変え始めている駅前百貨店が多くなっている。

■百貨店のSC化へのMDの課題


テナントは、勝ち組と言われるテナントを誘致しており、売上はテナント頼みのケースが多く見られる。

百貨店のSC化は、単に力のあるテナントを誘致しておけばそれなりの売上は作ってくれるという考えかたは、百貨店の仕入先の選択方法に近いと思われる。

この方法は、その場所に立地している条件・文化などを意識せずに、売上至上主義となってしまう傾向にあり、本来のSC化とはなっていないのである。

SCは、販売する商品主体ではなく地域住民、来店される顧客に対して発信する生活提案主体としてテナントを選択し誘致することが重要であり、買い物をしなくても来てみたくなる商業施設までに変貌させられるかが、大きな課題となる。

■ 運営管理の課題

百貨店形態からSC形態に変化させるもうひとつの重要な要件は内部コストである。
従来の百貨店は経理、出納、販促・宣伝、仕入、総務、企画などの部署と多数の人数をかかえた重量コスト型の運営を行なっていた。
百貨店からSC化する場合は、管理する手法などを根本的に見直し最小限の内部コストで運営できるような軽量型体制を作り上げなければならない。
百貨店経営は売上至上主義であったことから、利益確保主義に転換することが重要である。

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